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株取引
株をもっていると値動きが気になり、仕事に手がつかなくなるんです。特に信用取引を始めてからは運用する株数も増えて、有休を取ってもデイトレをやってしまい、本当にクタクタになっていたことを思い出します。
リーマンショックや、東日本大震災など、変動が激しい日は、仕事時間中も気になってしまいますし、スマホでチェックしてしまったりして落ち着かない。資産が目減りしていると、「1ヶ月分の給料がなくなった…」とため息ばかり。次はなんとかなると・・・今思えば本当に健康に悪かった。
ワンコイントレード(株式)
次に始めたのが、ワンコイントレードです。株価が上がるか下がるかぐらいは予想できる。それくらい楽勝だと・・・「朝寄り付きで買って、寄り付きプラス20円~50円あたりで売りを仕掛け、寄り付き50円あたりになれば損切りとここまでをセットで仕掛ける。」これをしばらくやっていました。
この売買の難しいところは、勝つときは良いのですが、負けるときは必ず50円負けると言うことです。結局株価が気になり途中で仕掛けを外してしまう。
結果更なる損失を生み落ち込む(笑)といったことになりました。これも「裁量」が邪魔をした結果です。共感できるかたも多いと思います。ここで個別株では勝てないと実感し、優待目的以外は撤退しました。
先物取引
先物取引を始めたきっかけは、まず、多くの銘柄を見なくて済むからです。個別株は、材料がなければほぼ動きません。これに気づいている方は多くいると思います。動くときはと言えば、IR情報が出て新聞に大きく載った時くらいです。
では、値動きがあるのはと考えると、前日にストップ高、或いはストップ安した株になります。これについても、多く取引しましたが、大きくとれるが、大きく損もする。
そこで目を付けたのが、先物取引です。「先物」と言ってもトウモロコシや麦を売買するのではなく、日経先物やTOPXの指数を売買します。日経なら上がるか下がるかくらいわかる、簡単だと思っていました。しかし、これも意外と難しく、一筋縄にはいきませんでした。
ここから、始めたのが、裁量を入れない取引です。日経先物とTOPX先物の鞘をとる裁定取引です。これは、両銘柄の「相関関係」に着目し、NT倍率を用いて、倍率が高くなると日経売り、TOPIX買いを行う取引です。こちらは、かなり長く取引していましたが、近年は、ETFの日経買いのウエイトが増し、さらにコロナ後は大きくなりました。
よって日経平均がTOPXを上回る傾向があった上に、片方だけ外すなどの「裁量」を入れてしまい、こちらも断念しました。
オプション取引
こちらが、長くやった取引では最後になります。株式取引をしている人でも、「オプションをやっています。」はなかなかいないと思います。ちなみに私の周りにもいませんでした。先物取引している人もいませんでしたが(笑)
さて、オプション取引ですが、こちらは、非常に面白いものでした。基本的には、期近のコール売りの、プット売り、先物miniでヘッジをかけながら期日まで持ち続けるというものです。
うまく行けば、1セットで月に30万円程度とれるというものです。オプションは奥が深くリスクを大きくとることもでき、むしろ株で仕手株をやるならオプションが良いかもです。値動きが半端なくスリルは抜群でした。興味がある方は、SBIでの取引がおすすめです。
この取引では遠くのプットを買うなどすれば宝くじ感覚も味わえるので、また機会があれやってみたいですね。結果は想像の通り「裁量」が入り大きな損失となりました。この取引が一番眠れませんでした。(笑)
焦らずゆっく人生を楽しく生きたい
現在は、「裁量取引」を辞めてからは、すっかり気分が晴れています。精神的な健康を取り戻すことができよく眠れます。眠りすぎているくらいです。
思い起こせば、ニューヨーク市場が開くと、先物価格が気になったりしていましたから・・・。今は客観視できるので、冷静に株価の乱高下を予想しています。しかし全然あたりませんが・・・それはそうです。その日の株価の上下の理由はすべて後付けだからです。
株式投資は、金銭的損益もありますが、時間的損失、精神的摩耗があると言うことを理解しておくべきだと思います。それをクリアしてはじめて投資家と呼べるのでしょう。
「モリーニョトラリピ戦略」では、時間的損失と精神的摩耗はほぼありません。その時間は、読書やブログを書くなどスキルアップの時間にあてています。もちろん戦略のバージョンアップも考えています。
投資経験者が株をやめる理由
ここからは、一般的な撤退の理由として、以下にまとめてみました。
精神的に疲れる
日々、自分が所有している企業に関して情報がないかを、常に気にしておく必要がある。また、デイトレードでは、値動きを常に気にしなければならず精神的に落ち着かない。そうなると、実質的に株の取引を行っていない時間であっても、生活が株に支配されているのと同じで、自分が自由に過ごせる時間や心休まる時間がなくなってしまいます。
かけた時間に対して報酬が見合わない
株式だけに限った話ではありませんが、投資は仕事とは異なり、時間をかければかけたぶんだけ確実に収入が得られるというものではありません。
膨大な時間をかけて、情報収集や、取引を繰返し、後から見直して「1年かけてこの収益か…」と、むしろ、勝者は2割と言いますから、マイナスの方が多いと思います。
私も投資歴は長いですが、数百万円ほどしかた取れていません。近年の確定申告は損だしばかリでした。
生活へのリスクがある
人によっては、生活費まで投資にあてて生活基盤が安定しなくなってしまうかたも多いかもしれません。「投資は余剰資金で行うもの、生活費にまで手を出したらそれは投資ではなく投機」という考え方は、心に留めておきたいですね。特に信用取引をしている方は注意が必要です。
依存症になってしまう可能性がある
「投資」と「投機」の違いについて少し触れましたが、人によっては両者の違いがきちんと分かっていないこともあります。投機はいわゆるギャンブルであり、最近はギャンブル依存症が社会問題になるほど、多くの人が苦しんでいます。
「投機のような投資」を行っている人は、知らず知らずのうちにギャンブル依存症になってしまうかもしれません。。生活を楽にしたいという気持ちで始めた投資のせいで、生活がより一層苦しくなるような状態に追い込まれてしまえば本末転倒です。
投資をすることによるメリット
私は、親が株式やっていたので、投資をすることに拒否反応は全くありませんでした。
投資をすることでのメリットは大きいので、なるべく早く携わるべきだと考えています。金融リテラシーは高い方が絶対に良いです!!
実際、子供にも進めていますが、なかなか興味を持たないものですよ(笑)。投資することによるメリットを上げていきます。
株主優待券
株主優待とは、企業が株主に対して自社商品やサービスを提供したり割安で利用できるようにしたりするものです。自社株の長期保有や新規株主の獲得を目的として行われています。かなり割安になるものもあるので、探してみましょう。やはり飲食店がおすすめです。
経済や政治に自然と関心を持つ
個人的には、これが一番大きいと思います。株式投資などで売買を繰り返すには正確な判断が必要となります。為替や企業情報、社会情勢などを知っておくと有利です。
そのため、新聞を読んだり、ニュースを見たり、情報誌を読んだりと経済に振れる場面が増えます、これにより、自然と経済や政治のことに詳しくなります。私は、いつの間にか日経新聞を購読するようになっていました。
時間をかけずに副業ができる
私は、株式投資、先物取引を行っている間は、値動きが気になって仕方ありませんでしたが、そういったことを気にしないシステムトレーダーや、長期投資の人には、時間をかけずに行える非常に便利な副業です。
自分が仕事をしている間に、お金を稼ぐためのもう1つ別のプログラムが動いているわけですから、効率がいいことは間違いありません。
本業の仕事中は株のことを一切気にしないでいられるという強い精神力を持った人には、投資はおすすめですね。これが非常に難しいことなのです。
最後に個別株をやるのだったら、お勧めするのがETFです。
おまけ
最後に株式をやるなら、ETFのほうがおすすめです。
最後に私は、株をやるのだったら、ETFがおすすめします。ETFは「Exchange Traded Funds」の頭文字で、直訳すると「上場投資信託」となります。ETFは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの特定の指数に連動するような運用成果を目指されている金融商品です。
投資を行う場合は、リスクを軽減するために「分散投資」を行うのが基本ですが、分散投資を行うためにはまとまった資金が必要ですし、投資を行う会社や業界に対する知識も必要です。しかし、ETFで投資対象としている指数はさまざまな銘柄で構成されているため、1つのETFに投資するだけで分散投資を行っているのと同じ効果が得られるのです。
そのため、企業や業界に関するニュースを見たり研究をしたりすることなしでも、ある程度安定した収益を上げられる可能性が高いのが魅力です。ただし、ETFに投資をしても個別の銘柄を直接保有していることにはならないので、株主優待を得ることが出来ないので注意しておきましょう。
以上、私が株式、先物取引等をやめた理由です。今は「モリーニョトラリピ戦略」をメインに運用しています。
株や先物取引をやめた理由はどうしても「裁量」が入ってしまうからです。
小さく儲けて、積み上げた利益を一気にもっていかれる。そんな経験をしたかは多いと思います。